「名付けようのない踊り」みどころ

76歳にして現役、世界的なダンサーである田中泯(たなか・みん)。
 「たそがれ清兵衛」「まれ」「鎌倉殿の十三人」など、映画やドラマにも多数出演する彼が、
 ダンサーとして世界を舞台に踊り続ける様子を記録したダンスドキュメンタリー映画「名付けようのない踊り」。
 そのみどころを紹介する。

<出演・田中泯>

1945年生まれ。66年クラシックバレエとアメリカンモダンダンスを10年間学び、74年より独自の舞踊活動を開始。78年にパリ秋芸術祭『間―日本の時空間』展(ルーブル装飾美術館)で海外デビューを飾る。以降、独自の踊りのあり方「場踊り」を追求しながら、「カラダの可能性」「ダンスの可能性」にまつわる様々な企画を実施。ダンスのキャリアを重ねる一方で、57歳の頃『たそがれ清兵衛』でスクリーンデビューし、以降映画への出演多数。

<監督・脚本:犬童一心>

1960年生まれ。高校時代より自主映画の監督・製作を始める。大学卒業後は、CM演出家として数々の広告賞を受賞。1997年『二人が喋ってる。』で長編映画監督デビュー。『眉山 -びざん-』(07)、『ゼロの焦点』(09)、『のぼうの城』(12)で、日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞する。主な監督作は、『ジョゼと虎と魚たち』(03)、『メゾン・ド・ヒミコ』(05)、『グーグーだって猫である』(08)、『猫は抱くもの』(18)、『引っ越し大名!』(19)、『最高の人生の見つけ方』(19)など。

<アニメーション:山村浩二>

1964年生まれ。90年代「パクシ」「バベルの本」など子供向けアニメーションを制作。「頭山」(02)が第75回アカデミー賞にノミネート。アヌシー、ザグレプ他6つのグランプリを受賞し、「今世紀100年の100作品」の1本に選出される。「カフカ 田舎医者」(07年) がオタワ他7つのグランプリを受賞する等、アニメーション作品の受賞は100を超える。世界4大アニメーション映画祭すべてでグランプリを受賞した唯一の監督で、2021年には過去25年間の優れた世界の短編監督25人のトップ2に選出された。川喜多賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞、紫綬褒章受章歴を持つ。